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自分を成長させるためのコツ|クセをつけるように心がける

絶対目標を立てた後、それに見合う能力を手に入れたいがなかなか手に入らないという相談を受けました。

 

能力を身につけるためには“クセをつけること”

人間の成長は、自分に不足している要素を身につけることと言うことが出来ます。
言い換えれば、自分の欠点をいかにして克服するかということに近い感覚です。

いえ、出来ないことは欠点ではありません
ここで言いたいのは、「欠点をなおすことと同じことをしてあげればいい」ということです。

例えば、「ご飯を食べる時はヒジを机につけないで食べなさい」。
しつけに厳しい家庭や、営業担当者にテーブルマナーを教えている会社で聞く話題です。

これは食事をする時に気をつけるポイントとして、ヒジをつけないことを教えています。
これと同様に考えて行動を前向きにしていけば良いのです。

 

改善したい・成長させたい動作と行動を紐付ける

考えをすぐにまとめる能力が足りていないのであれば、例えば「考えを口にする時に20秒間でなんとかまとめられるようにする」とクセをつけます。

何かアイディアを求められた時、とりあえず「20秒考えさせて下さい」と言って考える
そう言えば考えるために自分自身がその“20秒”という時間に集中することが出来ます。

20秒も時間をかけることが即決する能力から程遠いように思われる人は多いのですが、逆に考える制限時間を設けていないことで考えがまとまっていなかった人も多いのです。

即決する=何秒以内に考えるというルールを明確化すること、絶対目標を条件とそれに伴う行動にまで分解することで自分の成長は明確になります。

あとは20秒を短くしてもいいし、30秒にしても良いかもしれません。
ただ1分など相手にとって待たせていると感じられる時間設定では「即決」とは言い難いので注意です。

 

ちなみにこの例に限って言えば、相手にとっては“どれくらい待たなければならないか”が明確になることもメリットです。
急いでいるとしても、意外と20秒位考える余裕はあったりしますので、何か難しいことを求められても私はこの手をよく使っています。
考えた結果、「やはり私の能力ではわかりません」と答えるのも多少の説得力があります。
少なくとも、質問した瞬間に「わかりません」と答えるよりも遥かに相手に理解してもらいやすいです。

 

こうして自分で「この能力を得るためにこういうクセをつけよう」という考えは色々と効果があります。

即決の場合は時間制限を設けて考えるという例を挙げましたが、決断を求められて慌てる人ならば「時間が迫っている→あと◯秒時間があると置き換えて、それを口に出す」ことで前向きになれたりします。

自分のクセや能力不足は基本的に「何が足りていないか明確になっていない」もしくは「自分の能力を消極的に考えている」ケースが圧倒的です。
どう足りていないかを明確にし、それはどういう時に発生することか(条件)それを克服するためにはどういう形が理想なのか(行動)をセットにし、こういう条件下ではまずはこう動こうとクセをつけて意図して行動すると少しずつ変わっていきます。

そのクセが意識しないで行動できるまでになると、能力は自然と伸びていますよ。