どんな会社でも社員教育は行える|職種が変わって改めて社員教育を考える
1ヶ月ほど更新が空いていしまいましたね。
11月末より引き抜きで入った会社にて仕事をしていますが、会社の創業期でもあることや役付で入社したことから、初っ端から大変な仕事量です...
仕事の内容に優劣はない
これまで教育関係をやってきた人間が突如フロントに立たされることになると基本的に言われる言葉があります。
「きついでしょ?」
そりゃあキツイですよ。
ただ、それは“仕事すれば体が疲れる”だけで、これまでの仕事(教育)と比較してどうこうというわけではありません。
慣れない仕事は大変だということは誰もが当たり前のことです。
社員教育のキツイところ
教育は他人を育てるから楽だと言う人がいますが、それは違います。
マニュアル通りに教えればいいんでしょ!という人も多いですが、それも違います。
育たない人をどうやって育てるか、また自分が忙しくて構えない時もどうやって育てられるかということを常日頃考えていました。
教育の一番難しいところは数値で測れない成長項目があることです。
だからこそ、どう伸ばすかがあの手この手で仕掛けなければならないんですよ。
そして、私は自分で成長できる力を身に着けて欲しいということを目標にしていたため、時には自信を折ることもし、また試用期間終了後は来なくていいという決定もしていました。
顔の見える相手、特に半年とコミュニケーションを深めている相手に対してそうするのです。
それはとても心のコントロールを要する仕事でした。
忙しいから教育できないということはない
こういった配慮をした上で社員教育に当たってきました。
しかし、何も私はこうした姿勢を後任に求めることはしていませんし、教えたところでマネを出来るとは思っていません。
実際、私が何を考え、どのように指導してきたのかを後任に事細かな引継書を作ってくれと言われました。
私が作った資料はA4たったの2枚。
しかし、この2枚の内容に後任だけでなく、役員含む他の社員すらドン引きする資料となっていました。
資料の内容を自慢をしたいのではなく、真剣に人の成長を考え、その時に出来ることを臨機応変に加えていっただけです。
その時彼らに何が出来るかという自分にできるレベルでベストを求めただけです。
だから、他の誰かにマネがすることができないのです。
自分に出来ることだけだと教育する上で失礼だと言う人もいます。
しかし、結果は社員が少しでもレベルが上がればいいのです。
自分の持てるものから、彼らのレベルを短時間で上げられる要素を探して、渡せばいいのです。
それを変なルールで縛ろうとするから教育が難しくなるのです。
だから「忙しい」を理由にやらなくなるのです。
できない人であれば、少し教えるだけで業務時間を短縮することができます。
難しいのは、「できないことを責めないこと」つまり自分自身の問題です。
できない人に一声かけることはそれ程難しいことではないです。