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学ぶ知識には2つの種類がある|レベル上げか装備品か

今回は、人材教育を受け持ったら必ずする話
学生であっても中途採用であっても、必ずしています。

あなたが今勉強している知識は、「レベルアップのため?」「武器や装備としてつかうため?」どちら?

 

学ぶべき知識は2種類ある

タイトルから既に知識にはレベルアップか装備品かと2種類あると繰り返していますが、学ぶべきはこの2種類の知識であると見分けてほしいです。

レベルアップは、本人自身のスキルや能力を向上させるものです。
装備品は、知ればできるものを指します。

この例えのルーツはゲームやマンガですが、ゲームに置き換えると非常にわかりやすいのです。

 

レベル上げのメリットは適応力の高さ

強い敵が現れた時、こちらの行動としてはレベルを上げて個人の能力をあげるか、より強い武器を手に入れて攻撃力をあげるか、いずれかの選択を求められます。

いずれの場合でも相手を倒すという目的につながりますが、その先ゲームを円滑に進められるのはどちらでしょうか?
答えは、レベルを上げた方です。

レベルをあげると、攻撃力以外にも本人自身が強くなっています
そうすると、突然強い敵が現れてもあの手この手で何とかなることはしばしばです。

対して、武器だけ強くなっても、敵の攻撃が高くなってしまえば一発で敗けてしまいます

 

レベルは鍛える、装備は知る

では、レベル上げとは具体的にどういうものか。
一番は様々な経験・トラブルに遭遇することですが、それでは辛いだけだったり押しつぶされてしまうこともあります。

トラブルがあっても対応できる力をつけるための学習を行う。
日頃の業務改善に繋がる学習を行う。
様々な場面で活かせるマナーを身につける。

こういった「常日頃の業務」に直結する地力を向上させることがレベル上げなのです。
わかりやすい所ではメールの文章を上達させるとかもそうですね。
うまくなれば業務にかける時間が減る、うまくなれば企画が通りやすくなる
そういった基準で考えていただくとわかりやすいです。
つまり、習得には頭をひねったり、思考の回路を新しく構築する必要がある物が中心になります。

 

対して装備は、ニュースやトレンドなど知れば使えるものです。
極端な話ですが、商品知識や新製品・新サービスは、整備されたマニュアルがあれば誰でも学ぶことができます
ゲームでもお店に行って「これください」で強くなりますよね?そんなイメージです。

ですが、これだけでは営業でバンバン顧客をとれるようになるわけではないのは明白です。
そこで必要なのが話すスキル=レベル上げなのです。

 

少し長くなりそうなので、続きは次回に。
次回はこの例えを思いつくに至った経験を少しお話できればと思います。

レベル装備

その違いがわかると、目標を立てる上でも少し楽になりますよ!

 

人材不足の昨今、企業の悩みは人材育成|ヘッドハンティングされました

またも久々の投稿ですね。
状況の変化がここ最近早いです。

 

ヘッドハンティングされました

大変ありがたいことに、先日の講座を聞いて「うちの会社に来てくれないか?」と引き抜きをかけられました
それが原因で、2社間で非常に微妙な立ち位置にさらされているのですが、少しずつ落ち着いてきております。

実際の所、引き抜きをかけられるのは今回が初めてではありません。
現在の職場に2年間いますが、それでも既に2回。
そもそも現在の職場に来たきっかけも、「うちで働かないか?」と声をかけられたことがきっかけでした。

評価してくださる方に囲まれて仕事ができていることが非常に嬉しいです。

 

ヘッドハンティングをする理由

引き抜きをかける企業について、なぜそういう手段でリクルーティングするのかを聞いてみました。
引き抜きは人間関係上の手間もかかりますし、下手をすると会社同士で仲違いを起こしやすいからです。

返ってきた答えとしては、「ちゃんと仕事をしてくれる人を探すことのほうがよっぽど難しいから」。
なるほど、実際に仕事をしている姿は面接ではわからない評点ですからね。。。

 

 

どの企業も人を育てられない

しかし、ここで気になるのが「うちに来てできるようになればいいよ」という人がいないということです。
これはヘッドハンティングに関わらず、一般的なリクルートでもそうです。

現職に就く前は1年近く転職活動を行っておりました。
求人票を一日眺め、気になるところに履歴書を書く毎日です。
そこで共通していたのが「実務2年以上」という文字。良くて1年以上です。

また、実際に面接に行っても同様です。
「うちの会社は他の会社よりも高度なことをやっている。優秀なやつしかとらない」
面接に行った全ての会社で言われた言葉です。。

どの企業も経済活動を行っているため、より優秀な人材を欲しがるのは事実です。
しかし、どの能力がどのくらい優秀であればいいかは思いの外明確にされていません

 

今はできなくても短期間で習得してくれればいい。そのために学習するプログラムを用意している。

 

残念ながらそんな企業は少ないのです。
そしてそれは企業にとっても不幸なのです。

人柄を重視して採用活動を行えば経験不足がある。
そのため、ある程度人柄については目をつむらなければならないというのは、職場にとっても、一緒に働く人にとってもなかなか辛いものがあります。

こうした“個人の性能”は数値化や視覚化は難しいです。
しかし、学習意欲や姿勢、人柄が就職において優先されるように、私は能力向上についての記事を発信し続けていこうと考えています。
読んだ人が成長することはもちろん、読んだ人事担当者も視点を変えてくれればと思っています。

自分を成長させるためのコツ|クセをつけるように心がける

絶対目標を立てた後、それに見合う能力を手に入れたいがなかなか手に入らないという相談を受けました。

 

能力を身につけるためには“クセをつけること”

人間の成長は、自分に不足している要素を身につけることと言うことが出来ます。
言い換えれば、自分の欠点をいかにして克服するかということに近い感覚です。

いえ、出来ないことは欠点ではありません
ここで言いたいのは、「欠点をなおすことと同じことをしてあげればいい」ということです。

例えば、「ご飯を食べる時はヒジを机につけないで食べなさい」。
しつけに厳しい家庭や、営業担当者にテーブルマナーを教えている会社で聞く話題です。

これは食事をする時に気をつけるポイントとして、ヒジをつけないことを教えています。
これと同様に考えて行動を前向きにしていけば良いのです。

 

改善したい・成長させたい動作と行動を紐付ける

考えをすぐにまとめる能力が足りていないのであれば、例えば「考えを口にする時に20秒間でなんとかまとめられるようにする」とクセをつけます。

何かアイディアを求められた時、とりあえず「20秒考えさせて下さい」と言って考える
そう言えば考えるために自分自身がその“20秒”という時間に集中することが出来ます。

20秒も時間をかけることが即決する能力から程遠いように思われる人は多いのですが、逆に考える制限時間を設けていないことで考えがまとまっていなかった人も多いのです。

即決する=何秒以内に考えるというルールを明確化すること、絶対目標を条件とそれに伴う行動にまで分解することで自分の成長は明確になります。

あとは20秒を短くしてもいいし、30秒にしても良いかもしれません。
ただ1分など相手にとって待たせていると感じられる時間設定では「即決」とは言い難いので注意です。

 

ちなみにこの例に限って言えば、相手にとっては“どれくらい待たなければならないか”が明確になることもメリットです。
急いでいるとしても、意外と20秒位考える余裕はあったりしますので、何か難しいことを求められても私はこの手をよく使っています。
考えた結果、「やはり私の能力ではわかりません」と答えるのも多少の説得力があります。
少なくとも、質問した瞬間に「わかりません」と答えるよりも遥かに相手に理解してもらいやすいです。

 

こうして自分で「この能力を得るためにこういうクセをつけよう」という考えは色々と効果があります。

即決の場合は時間制限を設けて考えるという例を挙げましたが、決断を求められて慌てる人ならば「時間が迫っている→あと◯秒時間があると置き換えて、それを口に出す」ことで前向きになれたりします。

自分のクセや能力不足は基本的に「何が足りていないか明確になっていない」もしくは「自分の能力を消極的に考えている」ケースが圧倒的です。
どう足りていないかを明確にし、それはどういう時に発生することか(条件)それを克服するためにはどういう形が理想なのか(行動)をセットにし、こういう条件下ではまずはこう動こうとクセをつけて意図して行動すると少しずつ変わっていきます。

そのクセが意識しないで行動できるまでになると、能力は自然と伸びていますよ。

身近なところから人生が変わる|講座にて講師をつとめました

久々の更新のような気がします。
ご無沙汰しております。

 

身近にあったチャンス

ついこの間、私に講師をして欲しいという依頼がありました。
実は以前より「人に自分の経験・知識を伝える仕事」をしたいと思っていましたので二つ返事でお受けしました。

講座はなかなか評判が良かったとのことで、大変嬉しいお言葉をたくさんいただきました。

このチャンスをいただいたのは、それまで何気なく話をしていた方です。
私から教わったことがとてもわかりやすかったと言ってくださり、半年経ったある日突然講師として呼んでくださいました。

 

私が講座で伝えたかったこと

講座の具体的な内容に関しては割愛致しますが、私が人に最も伝えたいことには共通があります。

「難しいと思えることでも、実は簡単なんだ」

シンプルにコレだけです。
題材は何でも良いのですが、自分の持っている知識を他人に伝える際に拒絶反応無く、そしてその人がすぐに実践できることは何かに重点を置いています。

 

百聞は一見に如かず

新しい仕組みや知識との出会いは人を混乱させます。
人間は基本的に現状維持を好む生物です。
実は自分の生活を便利に豊かにするものであっても、初めてそれに触れる場合には、殆どの人が拒絶反応を起こしがちです。

「難しいんでしょ?」
「お金かかるんでしょ?」
「手間や時間がかかるんでしょ?」

 

目立つ動きをしている人はそれなり以上の苦労を重ねている人たちです。
何をするにも彼らの動きは目立ってしまい、結果として初心者にとって居心地が悪い世の中なのかもしれません。

ですが、実際はそうではないことの方が多いのです。
私はそれが伝えたいことの根幹にあり、このブログの軸も同じなのだと思います。

自分のかねてからの夢を一つ叶え、そして次につなげていく。
何気なく話をしているところで人生が変わった体験を、今回の更新とします。

手帳選びから思うこと|過去の経験を要素に分解して振り返る

9月の下旬を迎え、書店や文具店には2017年の手帳が並び始めました。

2017年の新しい手帳をどうしようかふと考えていたとき、ふと思うことがありました。

 

手帳に何を求めるか

手帳の意義は、当然ですがスケジュール管理です。

ただ、この「スケジュール」についてどこまでを書くかというのは、人によって違います。

例えば、仕事の進捗を管理する人もいれば、出張の日程だけを管理する人もいる。
日記を書いている人もいますね。

 

代用できるものがたくさんある

私は記憶にある中で2014年と2016年は手帳を使っていません。

2014年はIT企業にいましたので、徹底的にPCとiPhoneでスケジュールを管理していました。

2015年で離職した際にiPhoneを辞め、PCも自前のものを持ち歩くことをやめたので、手帳を買って使っていました。
ただ、結局Googleカレンダーに工程管理やタスクを毎日入力してメールで時間になったら受け取るという方法が忘れないなぁと思いましたので、今年は手帳をやめてしまいました。

 

手帳のメリットに気がついた

もともとPCを自分が使いやすいようにいじることが好きなため、仕事で接している時間の長いPCによって日程やタスクを管理するのは非常に楽です。
Googleカレンダーの良いところは、アラートを「事前30分」などに設定しておけば前もって行動できますし、乗り継ぎなどもURLで貼っておけば他県に行くのにも時間に大体正確です(たまにGoogle先生は嘘をつく)。

ただ、紙に書くことで作図できるので、ちょっとしたことをすぐに書き留められるという強みがあります。
また、マインドマップやロジックツリーを行う際に私は手書きの方が発想をまとめられるようですので、この辺りの意義も大きいですね。

そうして絞り込んでいくと、手帳は「見開き一ヶ月のカレンダー」と「メモ」が十分に行えれば良いなと行き当たりました。
あと、名刺を複数種類持ち歩くので、そのストックもできると安心かな?
タスクやスケジュールは相変わらずGoogleカレンダーに任せよう。

 

結論はシステム手帳、使い方もイメージできてる

最終的に導き出されたのはシステム手帳です。

特徴は、自由にリフィルやメモ帳が挿入できるもので、ポケットがあり、カバンに入れても名刺が落ちないようにファスナー式で開閉するものになります。
しかも、パソコンと一緒に持ち歩きたいので、邪魔にならないようにサイズはA5かな?

理屈で絞込をしていますが、持ち物として使うのですからこだわりたいところですよね。
こうして過去の経験からほしいものを具体化していっていますが、このメリットは「買って使うときの誤差が少ない」ということですね。
実際にこう使いたいというイメージが湧いていますので買ってからもすぐに使えますし、使わなくなったら次回買うときにその理由を少し考えればいい

周囲でも例年話題になりますが、買っても使わなくなりそうだから買わない・・・けどめっちゃ気になっているという人がいます。
まず買ってみればいいのに!と思いますよ。そして使わなくなったor失敗したら次の年の糧にすればいいのです。


手帳選びから話が広がりましたが、こういう発想法はいろいろなところで役に立ちます。