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成長するために必要な目標の立て方|絶対目標と相対目標

“目標”を持って仕事しろ!」とは、どこの職場に行っても聞かされる言葉です。
多分“先輩から言われて後輩に言う言葉ランキング”というものがあったら、こういったセリフは上位にランクインされるでしょう。

しかし、そうして立てた目標が良くないことがあります
今回は簡単な見分け方を書きます。

 

絶対目標と相対目標

目標の種類は大きく2つに分けることができます。
私は以下の2つを定義しています。

自分だけで達成したかを判断できる目標を絶対目標
 →絶対値で評価できるもの
 →例)次のテストで平均90点以上取る

自分以外の誰かと比較/基準して達成かを判断する相対目標
 →何かを基準とした相対値で評価するもの
 →例)次のテストで5位以内に入る

このうち、個人の成長に必要なのは絶対目標となります。

 

相対目標がダメな理由

能力の成長だけを見れば、相対目標でも十分です。
しかし、相対目標は基準が動いてしまうことが問題なのです。

言い換えれば、ある一定の結果を出し、その結果が十分に評価に値するものだったとしても、相対目標では達成することができない可能性があるのです。

先程の試験の例で言えば、普段平均90点とれば5位に入れるのに、平均95点でも6位だった場合。
達成できていないことは明らかですが、それは大きな問題ではありません。
このフィードバックが他人を基準にしてしまうことが問題なのです。

  • 「今回は試験問題が簡単だった」
  • 「他の5人がめっちゃ頑張った」
  • 「自分の頑張りが他の人より足りなかった」

勉強方法について、真っ先に評価することができない
これが相対目標が良くないポイントです。

 

絶対目標は自分で完結するから成長する

絶対目標で評価すれば、目標得点を上回ったかどうかという軸で評価します。
そして次に、「何故上回ったか」「何が足りなかったか」と振り返りを行うことができます。
この振り返りが“個人を成長させる”ために必要なのです。

今回試験を例に挙げましたが、能力の評価でも言えることです。
「誰よりも仕事を早くこなす」よりも「5分以内に仕事を終える」と設定すれば絶対目標になります。
こうすることで今の自分が目標値までどれくらい足りていないかがわかり、そのために何を改善すれば良いのかと自然に考えられます。

こうした改善を実践することで、できないことができるようになる=成長なのです。

 

目標は自分で立てて自分で評価する

小学生の頃から“目標”という言葉は使い慣れていると思います。
当たり前の言葉過ぎて、冷静に目標を定義したことがある人は少ないでしょう。

立てた目標は、自分一人でも達成できたか評価できるか

これが良い目標の立て方、目標自体の評価方法になります。